苦しみをつくりだすのは自分自身。 現代版「人間万事、塞翁が馬」
はじめに
- 「なんでおれだけこんなについていないんだろう」
- 「〇〇さんがうらやましい」
- 「幸せってなんだろう」
そんな悩みを抱えている方が多々いらっしゃるかと思います。
早くそんなモヤモヤは解消したいですよね。
今回は「人間万事、塞翁が馬」という故事で
悩みをブレイクスルーしてみましょう。
人間万事、塞翁が馬
故事 本来の意味はここでは割愛させていただくとして、
あえて現代風に表現すれば以下のようになります。
養老孟司氏と玄侑宗久氏の対話本「脳と魂」の中から引用。
この本↓
「起こったことそれ自体では縁起がいいか悪いかわからない。たとえばここにお金が落ちてたとしますよね。縁起がいいって思って拾ったら、テーブルの過度に頭をぶつけて脳震盪で入院した。やれやれ、まいったと思ったら、入院した病院の看護婦さんがきれいな人だった。それで、結婚したら、何だか尻に敷かれちゃって、こんなはずじゃなかったと(笑)。二転三転するわけですよね。すると、お金が落ちてること自体が、いいことかどうかなんて、わからないわけですよ。だから希望を持ったまま判断を保留しなさいとユングは言うわけですね。」
— 《脳と魂》養老孟子・玄有宗久、p272
苦しみ解消のロジック
一時の感情に振り回されないためには、
あなた自身の思考パターンを崩す必要があります。
上記の喩え話でもあるように、
苦しみは自分自身で作り出しているのです。
おおよそまとめると、
以下のようなロジックで苦しみを解消していくとよいのではないでしょうか。
苦しみ解消のプロセス
↓
そもそも苦しみは、幸せと不幸せを峻別する思考から生まれる。
↓
幸せ・不幸せという基準はあなたが勝手に作り出した観念でしかない。
↓
観念はあなたの視野が広がれば広がるほど希薄になっていく。
↓
観念が薄らぐのと比例して、あなたの苦しみも薄らいでくる
まずは無理をして観念を取り除こうとするのではなく、
みつめるだけでいいと思います。
常に自己観察に努めること。
感情から離れること。
この内観によって心に余裕ができ、
いままで気づかなかったことに気づけるようになります。(視野の拡大)
いままで悩んでいたことが嘘のようにくだらなかったことに気づきます。
この気付きこそが幸せへの入り口になっていくのです。
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