「いか超」まとめ、第三回目

この本↓

霊界参入

神秘修行者の夢に現れる変化

異次元での精神コントロール

「(中略)夢と覚醒状態との間の区別がますます少なくなっていく。夢見る修行者は、夢を見ている間も文字通り覚めている。すなわち彼は自分をその夢幻劇の演出家であり、監督であると感じているのである。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p191

夢の修行

「星は明るい陽光の中では、知覚の対象になり得ない。同様に淡い霊的印象は、物質感覚の強烈な印象の前では、自己をあらわすことができない。しかし睡眠中、外的感覚の門が閉ざされると、この霊的印象が混乱した姿のまま輝きはじめる。・・」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p192

地に足をつける

「(中略)一瞬たりとも物質界の確実な地盤を失って、感覚的世界のなかで疎外感をもつようなことがあってはならない。夢想家や空想家であってはならない。修行者の高次の意識は物質生活を貧しくするのではなく、むしろ豊かにしなければならない。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p193

意識の持続性の獲得

霊視>霊聴

「霊界にとっても見ることは聞くことよりも高い体験内容を示している。色彩は、この世界においても、音や言葉よりもより高次の存在である。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p204

心を見つめよ

不安と焦燥はどんな場合にも悪い影響しか与えない。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p205

神秘修行における人格の分裂

進化の先にあるもの

「人間が地上を変革しうるのは、霊界から探知し得た事柄を、地上に移しいれることによってである。この点にこそ、人間の使命がある。感覚的な地上世界は霊界に依存している。創造的諸力が隠されているあの世界に関与することによって初めて人間は地上で本当に有効な働きをすることができる。それゆえにこそ、霊界への参入を望むべきなのである。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p217

境域の守護霊

観念を払拭する

「以前なら、燃えるような愛情や恐るべき嫌悪に襲われたであろうような事実を前にしても、今はまったく無感動なまま、その前に立つことができる。以前なら思わず熱中して行動に向かったであろうような思考内容を心中に抱いても、何もしないで、じっとしていること、ができる。

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p220

恐れ、不安を克服すべし

「調和を害うもの、不安と焦燥を魂のなかに持ち込むものはすべて避けなければならない。その際大切なことは、不安、焦燥を外的な意味で除去することよりも、むしろ魂の気分、意図、思考及び肉体の健康状態がそれによっておびやかされないように内的に努力することである。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p225

生と死 境域の大守護霊

民族魂とは?

「ある民族の魂がその民族に属する個々の人間を用いて、特定の仕事を成就させるということはまったく真実である。民族の魂は自己の意図を物質的な感覚世界で実現するために、個々の人間の肉体を道具として使用する。それは次元は違うが、あたかも建築家が建物の細部を仕上げるために、職人を使うのと共通している。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p236

実相世界は進化の場所

「自分の内なる本性は、目に見えるこの現実世界の中では、まだ不完全な形でしか形成されていないこと、その不完全さは同じこの世の現実の中でしか、完全にすることができないこと、・・」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p242

霊的修行の場所

「不可視の世界の中に生きるつもりなら、そのために必要な能力や手段を可視的な世界の中に求めねばならない。不可視の世界を意識化しうるための霊的洞察力、「高次の」世界のための視力は、「高次の」世界での諸体験を通してこそ、次第に形成されていく。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p243

「死」の本当の意味

「彼は、自分自身もまた、感覚世界に初めて生まれてくる以前は、ある超感覚的世界の一員であったことを知る。しかしこのかつての超感覚的世界は感覚世界への移行を必要とした。その世界はこの移行なしにはそれ以上発展しえなかったであろう。感覚的な領域の中で必要な能力を発展させえた存在があらわれたときはじめて、超感覚的世界もさらに前進する。そしてそのような存在こそが人間なのである。・・・死とは、かつての超感覚的世界がもはや自分自身によってはそれ以上前進できない地点にまで到達してしまったことの表現以外のなにものでもない。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p244~)

あとがき、解説

「今日では、時代そのものが霊学上の認識内容をかつてよりもはるかに広く普及させるべき意識段階に達している。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p263)

「”一切の神秘修行の主要手段の一つは温和さ”にある。厳格であることは霊眼を目覚めさせるべき魂的構成体を彼の周囲から追い払う。温和であることは彼のために障害を取り除き、彼の器官を外へ向かって開かせる」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p273

終わりに

全三回のまとめ、いかがでしたでしょうか。

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参考書籍

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