「いか超」まとめ、第二回目

この本↓

いやぁ、久々に読み返しても、心震わされる。

霊界参入

異次元を一瞥する

「今日(霊界)参入を許された人は、(・・中略・・)はるかな未来に、まったく異なる状況の下で経験するような事柄を、この世で経験できたのである。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p91

ためらわない

「すべての事柄において霊の呼びかけに応じる決意を速やかに固める。もはやどのような意味でも躊躇、疑惑などに費やす時間はない。ただの一分間だけ逡巡しても、ここではまだ成熟していないことの証明になる。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p103

紳士的態度とは?

「高次の真理内容について「沈黙を守る」ことではなく、むしろその真理内容を主張する正しい仕方、ふさわしい態度を経験的に知ることが大切なのである。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p105

実践的観点

焦らない

『魂と霊の育成のために、私はどんな努力も惜しまない。しかし高次の存在たちが私のことを悟りを得るにふさわしいと見做してくれるまでは、全く静かに待ち続けるつもりだ。』(※秘儀参入者の心構えとして)

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p111

好奇心との決別

「個人的な知識欲を満足させるためにのみ知ろうと思う事柄については、可能な限り問うことをあきらめねばならない。自分の存在を関係させ、人類の進化に寄与することができる限りにおいてのみ、問うことが許される。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p113

秘儀参入の目的

「次のような言い方は何の役にも立ってくれない。『私は前世の生活を知りたい。その目的のためにこそ神秘学を学びたいのだ。』 むしろこのような願望をすべて捨て去り、しばらくは何も意図せずに学ぶことができなければならない。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p114

他者の後押し

「私が他人と異なる意見もっているかどうかはどちらでもよい。大切なのは、私の方から何を付け加えたら、その人が自分で正しい事柄を見出せるようになれるか、ということだ。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p117

思いつきで動くな

「(中略)恣意的に高次の力を引き寄せようなどとは決して思うな。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p118)

神秘修行の諸条件

カルマの法則

「修行者は自分の思考と感情が世界に対して自分の行為と同じ意味をもつ、という立場に立てなければならない。誰かを憎むなら、すでにそれだけで、なぐるのと同じ被害をその人に与えている。このことが認識できるなら、私が自分自身を完成させようとする努力が、私ひとりのためではなく、世界のためでもある、という認識に到るであろう。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p129~

霊界参入が与える諸影響

霊媒に堕ちるな

「眼を見開いて自分の道を歩もうとしない人は、霊媒的な方向へ近づく。そうなると、自分を神秘学の意味での見者にすることができなくなる。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p139)

熟慮して発言する

「意味ある内容だけが神秘修行者の唇から流れてこなければならない。おしゃべりのためのおしゃべりは彼を修行の道から引き離す。思いつきで種々さまざまの話題を思い思いに語り合う通常の会話を神秘修行者は避けなければならない。とはいえ決して周囲の人とのつき合いを断つべきではない。人との交わりの中でこそ、自分の発言を意味あるものにしていかねばならない。どんな人とも語り合う。しかしその時には、すべての点において熟慮した上で発言する。決して根拠なしに語ったりしない。言葉が多すぎもせず、少なすぎもしないように語ろうと試みる。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p145)

自己顕示欲を捨てよ

「超感覚的世界を予感し始めたとき、人は好んでそれについて語りたがる。けれどもそのことによって人は進歩を妨げられる。そのような場合は語ることが少なければ少ない程良い。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p150)

不動心

「どんな苦しみや喜びに際しても、平静な気分を維持し続けようと努める。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p156

神秘修行の効用

「(中略)神秘修行に徹しようと思わぬ人、あるいは思ってもできない人にとっても、この行法は人生を益するところが多い。なぜならそれは、長い時間がかかるにせよ、魂の組織に必ず良い影響を及ぼすからである。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p157

欲望のコントロール

「自分の情欲を抑圧する必要のある間は、神秘修行者として、まだしかるべき段階に来ているとはいえない。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p163

現実と仮想

「すべて無常なものは比喩にすぎない。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p174)

自己実現の本当の意味

自分を完全なものにすることは決して利己心のあらわれではない。なぜなら不完全な人間は人類と世界の不完全なしもべでもあり、完全であればある程、その人は全体のためにより完全な奉仕をすることができるのだから。「薔薇が自分を美しく飾る時、庭園もまた美化される」という言葉はここにも当てはまる。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p177

無境界

「高次の認識にとって、内界は外界の一部分となる。ちょうど自分の周囲を鏡で囲まれた人が、自分の姿をあらゆる側面から、よく見ることができるように、高次の世界の中では人間の魂的本性が鏡像となって、その人間の前に立ち現われてくる。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p180)

自己反省を疎かにすべからず

「修行者が、霊的直観」を獲得する以前に、冷静な自己観察を通して、自分の性質をよく認識していたなら、自分の内面が外なる鏡像となって立ち現われてきたときにも、まともにそれと向かい合う勇気と力をもつことができるであろう。静かな自己反省を通して自分の内部に精通しようとしなかった人は、このような鏡像を己の姿であるとは認めたがらず、それを自分と異質な外的現実の一部分と見做すであろう。またはそのような根拠のない空想の産物であると思いこもうとするかも知れない。そのいずれの場合にも、人は未熟なまま、ある種の霊的開発に成功してしまったので、取り返しのつかぬ不幸な状態に陥っているのである。」

— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p181)

 

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