小林秀雄の金言集 「人生の鍛錬」(新潮新書)
写真:新潮社WEBサイト「考える人」より引用
はじめに
小林秀雄。
日本近代批評の創始者で、
「人生をいかに生きるべきか」を生涯のテーマとし、
芸術から哲学まで幅広い分野で論究されてきた偉人です。
今回ご紹介する本は「小林秀雄全作品」(新潮社)の中から珠玉の言葉を選び、作品発表順に配列した金言集となります。
金言集とはいえ、さくさくとページをめくっていける代物でもありません。
何度も立ち止まっては読み返し読み返しすることで、より心に響いてきます。
小林秀雄が考える「自己嫌悪」
では本書の中から、
一つ金言を御紹介します。
「自己嫌悪」シンドロームに はまりきっている方いませんか〜。
私も時々引っかかります。
しかし小林にかかれば、
「自己嫌悪とは自分への一種の甘え方だ、
最も逆説的な自己陶酔の形式だ」
こんな感じであっさりと論破して頂けます。
その他、含蓄のある言葉ばかりですので、
どれか一つは気づきをもたらしてくれることと思います。
総 評
- 読みやすさ
- わかりやすさ
- コスパ
- 啓発度
- 信頼性
- 即効性
- 実用度
4
総 評
結構、ぐさっと刺さる言葉が多い印象。
そういえば、茂木さんが好きですね、小林秀雄。
参考図書
小林秀雄という人物に馴染みがない方は、
「考えるヒント(文春文庫)」から読み始めると入りやすいです。
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