群盲像を撫でる
「群盲像を撫でる」という寓話をご存知でしょうか?
生まれながらに目の不自由な人達が、象を触って、その感想を述べ合うという話。
足を触った人は「象は筒のようなものだ」と答えた。尻尾を触った人は「箒のようだ」と答え、それぞれ、尻尾の根元を触った人は杖、腹を触った人は太鼓、脇腹を触った人は壁、背を触った人は団扇、頭を触った人は大きなかたまり、牙を触った人は角、鼻を触った人は太い鋼のようなものだと答えた。
そして、われこそが正しいと言い争いになった。
これは、部分に囚われて、それをすべてと思い込む人の姿を示している。— 「思想としての法華経」p334
同様の意味で「一水四見」という例えもある。
人を諭す時とかには使えそうですね。
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