はじめに

空心です。

今回は「明晰夢」についての書評記事となります。

この本を参考↓

明晰夢―夢見の技法

著者のスティーブン・ラバージは明晰夢研究の第一人者です。
数少ない明晰夢の学術的な研究本としては一級品だと思います。

明晰夢とは?

明晰夢とは、夢のなかで覚醒状態に入ることです。

つまり夢の世界で「これは夢だ!」と気づいている状態をいいます。
「覚醒夢」ともいうそうです。

明晰夢を見るには?

とら1

夢のなかで明晰になるための大事なポイントは、

ひとえに、思い出そうという意思を持ち、寝る前にその意思を忘れないよう確認する。

ラバージ

夢の中で目覚めるためのテクニックとして、
手のひらを見る」などが紹介してありました。

寝る前に何らかの決め事をしていくとよいそうです。

「普通の夢」と「明晰夢」との本質的な違い

普通の夢見では、
夢の出来事を自分が実体化させたものと見るかわりに
「たまたま起こったこと」だと受動的に思い込む。

一方明断夢では、夢の中で起こることを自分が能動的に創造しており、
少なくとも「重要な影響を与えている」と認識できている状態。

つまりは、夢に支配されるのではなく、
自らが夢の創造者である、と気づけているかが重要です。

明晰夢を利用した修行

そら

そもそも「夢のなかで明晰になって何かいいことあるの?」
と疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。

ラバージの考えによれば、
明晰な夢の状態は「セルフコントロールの練習場所」となりうるそうです。

その理由の一つとして、目覚めている時よりも、
心理的ブロックの解除がしやすいことが挙げられます。
夢だとわかっていれば、本当の自分を存分に出しやすいというわけです。

もちろん、その一方で、自我の暴走の危険性は孕んでいます。

とりわけ、明噺夢を見る人で、賢明でありたいと思う人に忠告したい。自分をコントロールしなさい。夢を、ではなく。

ラバージ

つまりは、明晰になって有頂天になるわけでなく、
その目的(真の自己実現)が大事だというわけです。

終わりに

いままで私が読んできた明晰夢 関連の本では、
おおかた「如何に明晰になるのか」という手段に注がれていました。

一方のラバージは、「明晰後の目的」を重視しているのです。
そういう意味では、ラバージはただの好事家ではなく、
紳士で誠実な人物に思えます。

本の値段は高いですが非常におすすめの一冊です。

総 評

  • 読みやすさ
  • わかりやすさ
  • コスパ
  • 啓発度
  • 信頼性
  • 即効性
  • 実用度
4.1

総 評

既出の明晰夢の本では最高によかった。
ラバージの著作は他にも読んでみたいのですが、
如何せん和訳がない。新しい訳書を切に望む。

<ご報告>読後・・・実際に明晰夢を体験した。

ラバージの本を読んでから約2ヶ月後、
忘れかけていた頃に突如として、夢の中で明晰になりました。
時間にして約2〜3分。
まさに寝ている自分自身にも気づいているし、しかも夢だと気づいている感覚。
意識レベルとしては幽体離脱に近いのかもしれません。
実際に体験できたことで一切の猜疑心は消えました。

 

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